耳鳴りの症状

聴覚は外界の音(音波)を耳でとらえ、それを外耳から中耳、そして内耳と伝わり、さらにこれを脳にある聴覚中枢で認識するということによって成り立っています。この感覚が正常に働いていれば、様々な音を聞くことができ、また逆に音のないときには音のない静けさを感じます。外耳、中耳、内耳さらに聴覚中枢に至る聴覚経路に何らかの異常によって、周りで音がしていないのに音が聞こえてしまうことがあり、これを耳鳴りといいます。耳鳴りは、周囲で音がしていないのに耳や頭の中で音が聞こえる現象で、症状の軽いものは日常経験することがありますが、他に原因がある場合もあります。症状としてキーンという高い音が聞こえる人や「ゴー」という低い音が聞こえる人、また音が日常生活に支障をきたすほど大きいと訴える人もいれば、ほとんど気にならない人もいるように、感じ方は人によって異なります。耳鳴りは、原因不明のものもあり、一般的には、内耳障害や聴覚障害の症状として引き起こされ、さまざまな要因が挙げられています。 一生のうちに、耳鳴りを経験しない人は皆無に等しい、といわれています。特に65歳以上の人の30%近くが耳鳴りの経験があるとの報告もあります。

耳鳴りの原因

耳鳴りがどうしておこるのかは、いまもってよくわからないのが現状のようです。 耳鳴りを訴える人の多くは、何らかの聴力障害によるものですが、耳鳴りを起こす原因は様々です。しかし、音が聞こえるしくみと深く関わっているとされています。脳はその刺激を「音」として認識します。耳は外耳・中耳・内耳の3つの部分から構成されています。耳鳴りや難聴は、この音が伝わる経路のどこかに何らかの障害が起こった場合に発症すると考えられています。また、耳鳴りを訴える人の多くは難聴を伴っていることから、聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)に異常があるのではないかとも言われています。蝸牛の中の感覚細胞が故障して、振動がないのに信号を出し続ける状態と言われています。耳鳴りや難聴を伴う病気としては・突発性難聴・老人性難聴・メニエール病・自律神経失調症のようなものがあります。又、過労やストレスから耳鳴りとなることもあります。

耳鳴りの治療

耳鳴りの治療は、日常生活に支障をきたさない程度に、抑えることを目的とした対症療法がほとんどです。対処療法とは、耳鳴りの原因の病名がはっきりとしている時に、それぞれの病気の治療を行なう原因療法、耳鳴りを色々な方法で封じ込めて意識しないようにする抑圧療法、耳鳴りは心理的な要素も多いので、カウンセリング、バイオフィードバック、自律訓練などによって耳鳴りを自己コントロールする心理療法などです。治療薬には鎮静剤なども用いられます。これらの治療法は耳鳴りを完全に消そうとするのではなく、症状をやわらげ、日常生活に支障がでないようにする治療法になります。耳鳴りは、多くの場合、耳鳴りは難聴を伴うことが多く、難聴を治すことが出来れば耳鳴りも自然となくなることが多いようです。耳鳴りを強く感じる原因には、疲労・睡眠不足・ストレスによる精神的な興奮などがあり、逆に十分な睡眠がとれた時や安静時があまり症状は感じられないようです。そのため、生活習慣を改善し日頃から規則正しい生活を心掛けることも重要です。

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